■ W-SHIELDの施工 【 SHIELD1編 】
〔 ベースコート SHIELD1の施工 〕
(1)水を拭き切ったらベースコートのSHIELD1を施工します。低粘度の液ですので、まずボトルの口にスポンジをあてます。※1 |
(2)スポンジをボトルの口に軽く抑えつけながらボトルを一瞬傾け、スポンジにコーティング剤を含ませるようにします。※2 |
(3)コーティング剤を未施工の場所に塗り延ばしていく際は、引っかかりを防止するために「点付け」してから塗り延ばします。※3 |
(4)塗布されている部分は目視できますので、縦・横と塗り残しの無いよう、極力薄く丁寧に塗り延ばしてください。※4 |
(5)1パネル(ボンネットでしたら1/4程度)に塗布が終わりましたら、スグに付属の乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げます。 |
(6) 広めのボンネットの場合は分割施工となりますが、境目の重複は問題ありません。未施工の場所が無いよう行ってください。 |
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※ 硬化系コーティングはその硬化の促進形態から水分と結びつきやすく、ベースコート単体 (トップコートのない状態)の場合、水分(特に水道水)を付着させたまま長期間放置すると、 完全硬化後といえど比較的シミの出来やすい状態であるといえます。 トップコートのSHIELD2には、そういったシミや汚れを防ぐとともに、艶・光沢・撥水といった コーティング性能を飛躍的に高める効果がありますので、ベースコートだけを施工して ご利用いただくことはおすすめできません。あらかじめご注意願います。 |
〔 SHIELD1 施工のポイント 〕
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※1 施工はボディーの水気を完全に切り、乾燥した状態にしてから実施してください。 また、付属のコーティングスポンジは2~3個にカットしてのご使用がおすすめ です。施工中、スポンジ部分が柔軟性を失ったり裂けてきたら交換してください。 ※2 2~3回含ませたスポンジでドア半分程度の施工が目安です。画像のBMW 3シリーズに施工して(ホイール除く)、ボトル1/3程度の使用量となります。 ※3 塗布するエリアにポンポンと軽く点付けし、それらを結ぶように塗り伸ばします。 また、施工を進めていくとスポンジにある程度コーティング剤が浸透しますので、 その場合は点付けの際に軽く押しつけるようにして浸み出させてください。 ガラス・ゴム部分以外のすべての箇所(メッキ・未塗装樹脂等)に施工可能です。 ※4 厚塗りをしても余剰分は拭き上げの際に拭き取ってしまい無駄になります。 SHIELD1は非常に伸びに優れますので、しっかりスポンジを持ち、進行方向の 縁を持ち上げ気味にして、極力薄く広くやさしく塗り延ばしてください。 |
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〔 SHIELD1に関する注意点 〕
・ 硬化について ベースコートであるSHIELD1は、環境温度と空気中の水分で硬化が促進されます。 完全に硬化するには、目安として20℃~25℃の環境温度で2日程度は必要となります。 〔暑い場合は短く(例:30℃~35℃では約1日)、寒い場合は長く(例:10℃~15℃では 約4日)となりますのでご注意ください〕 ・ 最低乾燥時間について お急ぎの場合でも、施工後最低6時間程度(20℃~25℃の場合)はコーティングの 乾燥時間を取り、この時間帯はシミの原因となる水の付着に十分ご注意ください。
・ トップコート SHIELD2 の施工について この次に施工するトップコートSHIELD2の施工のタイミングは、理想としてはベースコート の完全硬化後ですが、最低乾燥時間以降は施工可能で十分な性能を発揮します。 ※最低乾燥時間を待たずにトップコートを施工することも不可能ではありませんが、 ベースコートが十分乾燥していない状態で施工することになるため、強く擦るなどして剥離 させないように十分注意してください。またこの場合、艶・撥水・耐久がレベルダウンしたり 雨ジミが発生した場合に除去しにくくなる場合もありますのでご注意ください。 ・ 使用後のスポンジ・クロスについて 施工後のコーティングスポンジは、次第に固くなっていきますので破棄してください。 拭き上げに使用したクロスは丹念に洗えば再利用できますが、起毛部分の柔軟さが 損なわれてしまうので、塗装面等のデリケートな部分には使用をお控えください。 ・ SHIELD1の保管について 直射日光の当たる場所や高温になる場所を避け、常温で保管してください。 1度開栓したSHIELD1はなるべく早めに使い切るよう心掛けてください。 |
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