■ 施工方法
樹脂専用コーティングの施工は難しいことはありませんが、
樹脂パーツの特徴を踏まえた上で施工することが必要です。
以下のいくつかのポイントをシッカリご確認いただき、ぜひ美しい樹脂パーツに仕上げて下さい。
※施工は付属のマニュアルをご確認の上おこなってください。
▶ 施工時の大切なポイント
浸透性と伸びに優れる樹脂コーティングを綺麗に仕上げる、大切なポイントは以下の2点です。
1,厚塗りしないよう注意して、境目や濃淡ができないよう区切らずに塗布し、パーツごとに一気に塗り伸ばします。
2,パーツ全体に塗布したら、すぐにペーパークロスなどでムラ・余剰分を丁寧に拭き上げ、ムラの無いよう仕上げます。
※濃淡ができないよう一気に塗り伸ばし、スグに拭き上げるのがコツです。
※厚塗りはムラや白濁の原因となり、リカバリーが困難となりますのでご注意ください。
▶ 基本的な施工方法
1,ボトルの口にカットしたスポンジを押し当て、一瞬傾けて1~2回液剤を含ませます
2,液だれに注意しながらパネル全体に一気に塗り伸ばします
3,すぐにペーパークロス等で拭き上げて被膜を均一化し、6時間程度乾かします
※施工例の大型SUVフェンダー樹脂モール4輪分でも、使用量は2~3ml程度です。使い過ぎにはご注意ください。
▶ 備考
● 下地処理について
樹脂の下地処理は、
ムートンクロスなど毛足の長いクロスを使い、通常のシャンプー洗車を行います。
汚れが落ちない場合、ぬるま湯で洗ってみる→毛先の細い歯ブラシ等で洗ってみる等、洗い方やツールを変えてみるのもおすすめです。
薄めの
スーパークリンシャンプーも効果的ですが、シミを避けるため、なるべく早く水で流し切ってください。
なお、シリコンオフなどアルコールを主成分とする液剤は、劣化を早める可能性もあるのでご注意ください。
● 施工時のポイント
スポンジはお好みのサイズ(ボトルの口よりは大きめに)にカットしてご使用下さい
はみ出た場合は、施工直後ならクロス等で拭き取れますが、気になる場合はマスキングしての施工をおすすめします
約半年前のテストでワザとつけた境目が、よく見ると薄っすら残っています。必ずパネル全体に濃淡の無いよう仕上げましょう
● 樹脂パーツの特徴について
ボディ等と異なり、樹脂パーツは車種ごとはもちろん、同じ車でも部位によって樹脂の質や表面の仕上げが異なっているのが通常です。
さらに汚れや劣化などによっても状態が変化するため、すべての樹脂パーツで画一的なコーティング効果・耐久を発揮させることは、他のコーティング以上に困難といえます。
こういった樹脂ならではの特徴をご理解いただき、
施工後も効果が弱まったパーツには再施工するなど、定期的な施工を行うようにしてください。